FOHOブログ – 外国人のための韓国住まいと生活ガイド

韓国KIIP：2026年版申請方法とビザの点数取得法

2026年版、韓国の社会統合プログラム(KIIP)完全ガイド。申請方法からレベルテストの合格法、F-2-7ビザで最大28点を獲得する方法まで、すべての外国人居住者向けに解説します。

Evan Han

CEO & Founder of FOHO, a housing platform for foreigners in Korea. Experienced in rental market trends, proptech innovation, and foreign tenant support.

Oct 5, 2025

TIPRegion

012026 KIIPガイド：韓国移民統合プログラムへの完全なロードマップ（사회통합프로그램）
021. KIIPとは何ですか? (사회통합프로그램)
032. コアとなるメリット: KIIP が不可欠な理由
043. KIIP の対象者は誰ですか?
054. KIIP申請：ステップバイステップガイド
065. KIIP レベル: 詳細 (レベル 0～5)
076. 試験対策：中間試験と総合試験
087. 成功のためのインサイダーヒント
09用語集
10安心して韓国での住まい探しを
11結論
12Source

2026 KIIPガイド：韓国移民統合プログラムへの完全なロードマップ（사회통합프로그램）

最終更新日: 2025年10月5日 韓国で長期的な生活を計画しているなら、韓国移民統合プログラム（KIIP）について聞いたことがあるかもしれません。これは単なる無料の韓国語講座ではありません。外国人が韓国に定住できるよう支援するために政府が運営するプログラムです。多くの人にとって、KIIP を完了することは、長期ビザ、永住権、さらには市民権を取得するための最も戦略的なステップです。

このガイドでは、2026 年の KIIP システムへの明確なステップバイステップのロードマップを提供します。主なメリット、申請プロセス、各レベルで期待される内容について説明します。

1. KIIPとは何ですか? (사회통합프로그램)

韓国移民統合プログラム（KIIP）は、法務省が提供する教育コースです。移民が韓国語を学び、韓国の文化と社会を理解するのを支援することを目的としています。

高額になりがちな私立語学学校（ハグウォン）とは異なり、KIIPは資格のある外国人居住者にとって完全に無料です。さらに重要なのは、韓国の移民制度に直接結びついた公的特典を提供していることです。

2. コアとなるメリット: KIIP が不可欠な理由

KIIPを完了すると、外国人居住者にとって最も価値のある優遇措置がいくつか提供されます。数年前の漠然としたオンライン投稿では、これらのメリットが過小評価されていることがよくあります。例えば、古い情報源の中には、ビザ取得に「10ポイント強」獲得できると記載されているものもあります。2025年現在、そのメリットははるかに大きくなっています。

主な利点は次のとおりです:

ビザの主なポイント: F-2-7 ポイントベースの居住ビザ取得に向けて、かなりのポイントを獲得できます。

永住権の免除: レベル 5 を修了すると、F-5 永住ビザに必要な韓国語能力試験が免除されます。

国籍取得免除: 韓国国籍(帰化)取得のための筆記試験と面接も免除されます。

以下の表は、KIIP のさまざまな段階を完了すると F-2-7 ビザに付与されるポイントの詳細を示しています。

表1: F-2-7ビザのKIIP完了ポイント（2025年）

KIIP 完了ステータス	獲得ポイント
レベル 2 を完了	10 ポイント
レベル3を完了	15ポイント
レベル 4 を完了	20 ポイント
レベル 5 (メインプログラム) を完了	25 ポイント
レベル5完了+総合テストスコア60以上	28ポイント

出典: HiKorea外国人移民ポータル、F-2-7ポイントシステムガイドライン（2025年）

3. KIIP の対象者は誰ですか?

KIIPは、有効な長期滞在ビザを保有する登録外国人のほとんどにご利用いただけます。これには通常、以下の資格を有する方が含まれます。

学生ビザ（D-2、D-4）

就労ビザ（例：E-2、E-7）

配偶者ビザ（F-6）

居住ビザ（F-2）

海外在外韓国人ビザ（F-4）

短期観光ビザ（B-1、B-2、C-3など）をお持ちの方は、原則として申請できません。アカウントを作成するには、有効な外国人登録カード（ARC）が必要です。

4. KIIP申請：ステップバイステップガイド

申請手続きは分かりにくい場合があります。以下の手順を注意深くお読みになり、お手続きを進めてください。

ステップ1: Socinetでアカウントを作成する

すべての KIIP プロセスは、公式の Social Integration Network (Socinet) ウェブサイトを通じて管理されます。

www.socinet.go.kr にアクセスします。

会員登録（회원가입）を完了してください。外国人登録番号が必要となります。

すべての個人情報が公式の ARC 記録と完全に一致していることを確認します。

ステップ2：レベルテストに申し込む (사전평가)

完全な初心者でない限り、必ず「サジョンピョンガ（사전평가）」と呼ばれるプレースメントテストを受ける必要があります。このテストで、開始レベル（レベル1からレベル4）が決まります。

試験方法: 試験は、多肢選択式の筆記試験と短い口頭面接で構成されます。

申込方法： 申込日程はSocinetウェブサイトで発表されます。サイトにログインし、「レベルテスト申込」メニューに移動して、テストの日程と会場を選択してください。

重要: 試験枠は限られており、すぐに満席になります。申し込みは深夜に開始されることが多いため、必ずその時間までにご登録ください。

注: 有効なTOPIKスコアをお持ちの場合は、レベルテストが免除される場合があります。例えば、TOPIKレベル2の認定証をお持ちの場合は、KIIPレベル3に直接入学できる場合があります。最新の免除規定については、Socinetのウェブサイトでご確認ください。

ステップ3: レベルを確認してクラスに登録する

レベルテスト受験後、結果はSocinetアカウントに掲載されます。0から4までのレベルが割り当てられます。レベルが決定次第、クラス登録期間をお知らせします。

試験申し込みと同様に、授業登録も非常に競争率が高いです。ご自身の生活に合った授業スケジュールと場所（운영기관）をお選びください。授業は平日、夜間、週末に開講されています。

5. KIIP レベル: 詳細 (レベル 0～5)

このプログラムは6つの主要レベルに分かれています。各レベルに進むには中間試験に合格する必要があり、レベル5に達すると最終の総合試験に合格する必要があります。

表 2: KIIP プログラムの構造

レベル	コース名（韓国語）	合計時間	主な焦点と内容	TOPIKにほぼ相当
レベル 0	입문 과정 (入門)	15	基本的なハングル、挨拶、簡単な文構造。	該当なし
レベル 1	初級 1 (Beginner 1)	100	必須語彙、基本文法、日常生活のトピック。	レベル 1
レベル 2	初級 2 (Beginner 2)	100	公共施設、趣味、リクエストの作成。	レベル 2
レベル 3	中級 1 (中級 1)	100	韓国の文化、社会生活、より複雑な文法。	レベル 3
レベル 4	中級 2 (中級 2)	100	韓国の社会、法律、雇用、経済。	レベル 4
レベル 5	韓国社会と政治に対する深い理解。	レベル 5+	ㅤ	ㅤ

出典: Socinet プログラムの紹介、KIIP カリキュラムガイド (2025)。

6. 試験対策：中間試験と総合試験

中間評価 (중간평가): レベル1、2、3、4の終了時に、次のレベルに進むために中間テストに合格する必要があります。通常、筆記とリスニングの質問で構成され、60点以上を獲得する必要があります。

総合テスト（종합평가）: レベル5コース修了後、最終総合テストを受験する必要があります。これは最も重要な試験であり、多肢選択式の筆記試験と口頭面接で構成されています。このテストに合格すると、プログラム全体の修了が正式に認定されます。

7. 成功のためのインサイダーヒント

過去の参加者の経験に基づいて、いくつかの実用的なヒントを紹介します:

出席率80%を維持: 各レベルの最終試験を受けるには、授業の80%以上に出席する必要があります。出席時間をしっかりと記録しておきましょう。

場所を賢く選びましょう: 運営センターによっては、他のセンターよりも良い評価を得ているところもあります。自宅や職場に近い場所を選ぶと、通い続けるのが簡単になります。

スピーキング練習を補う：授業のペースが速く、スピーキングに十分な時間が取れない場合があります。言語交換アプリを利用したり、学習パートナーを見つけて会話スキルを練習しましょう。

登録日の準備: クラス登録開始時間にアラームを設定してください。土曜日のクラスなど、人気の枠はすぐに埋まってしまうので、希望のクラスを用意しておきましょう。

用語集

KIIP: 韓国移民統合プログラム。外国人居住者向けの政府公式プログラム。

Socinet (사회통합정보망): すべての KIIP アプリケーション、テスト、およびクラスを管理するために使用される公式 Web サイト。

Sajeon Pyeongga (사전평가): 最初のレベルテストまたはプレースメントテスト。

雲営教育館 (운영기관): KIIP クラスを主催する大学やコミュニティセンターなどの「運営機関」。

Jonghap Pyeongga (종합평가): プログラム全体を完了するために必要な最終的な総合テスト。

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結論

KIIPは難易度が高いものの、非常にやりがいのあるプログラムです。かなりの時間をかける必要があります。しかし、無料の体系的な学習からビザや長期滞在権の取得における大きなメリットまで、そのメリットは他に類を見ません。プロセスを理解し、各ステップに備えることで、KIIPを韓国での安定した成功した生活の確固たる基盤として活用することができます。